さて、あんよさんから冬にぴったりな絵本のたよりが届きました。今回はレオ=レオニ、青や緑や灰色のなかの華やかな差し色がとってもあたたかで、とても優しい作品を生み出す作家さんでです。遠古堂のささやかな一箱古本屋でも人気の作家さんで、もちろん遠古堂も大好き!
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社
寒い冬に備えて、野ねずみたちは くる日もくる日も せっせと食料を集めています。
でも、フレデリックは 食料集めに参加しません。寒くて暗い冬の日のために「おひさまのひかり」、灰色の冬のために「いろ」、長い冬の間に話が尽きないように「ことば」を集めていると言うフレデリック。
やがて 冬がやってきます。毎日大事に食べていても 食料が 尽きてしまいます。
でも、フレデリックが集めていた「おひさまのひかり」「いろ」「ことば」は 尽きることがありません。
そうやって素敵な時間が過ぎていきます。
芸術って こういうことなんだ・・・・絵本を通して感じました。食べるものは、身体を満たす。芸術は、心を満たす
この絵本を読みながら 春の訪れを まってみませんか。
2015年1月31日土曜日
2015年1月25日日曜日
平井呈一をご存知ですか?
翻訳物の幻想文学・ゴシックホラー・ゴシックロマンスつまり怪奇文学を語るときに、はずせないのが平井呈一である。格調高い名文を生み出し、数々の名訳を世に送り出した。その代表はアーサー・マッケンというのは衆目の一致するところだろうけれど、平井本人は下町育ちで、死ぬまで着物で通したのだから、人というものはわからない。
そんな翻訳の匠平井呈一を、幻想文学のマエストロ東雅夫が神楽坂で語ります!! 題して、「幻想と怪奇の匠・平井呈一――その足跡と旧蔵書をめぐって」 聞いてみたいじゃありませんか!
しかもその前後、神楽坂では本のイベントが多発する??これは行かなきゃ!!
詳細はこちらからどうぞ → http://tokyo-biblio.com/post/108252022667/2-22
そんな翻訳の匠平井呈一を、幻想文学のマエストロ東雅夫が神楽坂で語ります!! 題して、「幻想と怪奇の匠・平井呈一――その足跡と旧蔵書をめぐって」 聞いてみたいじゃありませんか!
しかもその前後、神楽坂では本のイベントが多発する??これは行かなきゃ!!
詳細はこちらからどうぞ → http://tokyo-biblio.com/post/108252022667/2-22
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2015年1月19日月曜日
チチカカコ
といっても、南米の湖じゃありません(笑)
ちくま学芸文庫
中公文庫
角川ソフィア文庫
河出文庫
講談社学術文庫
の5社の頭をとってチチカカコ!
角川文庫じゃありませんよ、角川ソフィア文庫ですよ!
講談社文庫じゃありませんよ、講談社学術文庫ですよ!
日本の知を担う、五つの文庫が結集したフェアが始まりました。
名付けて、『これが教養だ!』フェア(笑)
あまりに直球過ぎて、何の返しもできない自分がふがいない…
しかし、そのラインナップだって直球です!!
ちくま学芸文庫
中公文庫
角川ソフィア文庫
河出文庫
講談社学術文庫
の5社の頭をとってチチカカコ!
角川文庫じゃありませんよ、角川ソフィア文庫ですよ!
講談社文庫じゃありませんよ、講談社学術文庫ですよ!
日本の知を担う、五つの文庫が結集したフェアが始まりました。
名付けて、『これが教養だ!』フェア(笑)
あまりに直球過ぎて、何の返しもできない自分がふがいない…
しかし、そのラインナップだって直球です!!
本当にこれ全部きちんと読んだら、どんだけ教養人になるんだ?
というど直球なラインナップ。しかも、偏りがない。
で、これにあわせて作られた目録が配られています。
目録と言えば普通は、本の紹介が載っていますね。
もちろんこの目録もそうなんですが、それに加えて
なんと1冊ごとに他者編集長からのコメント
が載っているのです。すんばらしい企画です。
ぜひぜひ、みなさんも教養に浸ってくださいね〜!
しかhし、こういう業界横断的な試みが
業界全体の底上げになるといいな。
パイの奪い合いじゃなくて、
もっと大きくておいしいパイを
みんなで作る!
素敵すぎる〜♪
詳しくはこちら → https://twitter.com/chichikakako5
2015年1月17日土曜日
いざ、開運!
さて、私が所属しているNPO法人読書普及協会では、毎年1月に『新春開運堂』というイベントを行っております。理事長の講演+どなたか作家さんや実業
家・教育者(こう書くとよそよそしい感じがしちゃいますが…)の講演が中心ですが、毎回趣向を凝らしております。さて、そんな新春開運堂ですが、今年は1
月24日に行われます。なんと!来週じゃありませんか!!
読書普及協会の佐伯理事長は古本屋の傍ら、長年『本の力』と銘打ったブックトークイベントを行ってきました。おすすめの本たちを、様々な角度から楽しみ尽くすそのブックトークは一見のいや聴の価値があります。今回は同じ協会員であるラガーマン宮下さんと共演です。宮下さんは東芝府中に所属し、日本代表に選ばれたこともあるラガーマン。なんどかご一緒させていただきましたが、でかくて分厚くて、まるで『山』ですね(笑)
そんな宮下さんが引退を考えていたときに、たまたまなんとなく入ったお店が佐伯さんの営む古本屋『越後屋』さん。それからお店に通い、本を貪り読み、佐伯さんと語らい、再び闘志をもやし現役続行を決めた話は、読書普及協会の中では語りぐさになっています。宮下さんは現役を引退した今も佐伯さんと語り合い、本を読み続け、後続の指導に生かしているそうです。
そんな二人のリアルなトークが繰り広げられるのが今回の新春開運堂!読書普及協会の標榜する『体育会系読書』とは何かが明らかにされる、その瞬間を目撃してください♪
そして今回はもうお一方は作家の土居伸光氏をお招きして、ほかでは聞けないふか〜いお話しをしていただきます。理解するとか、ためになるとかじゃなくて、心にしみ込んでくるようなお話を聞けるのは、読書普及協会のイベントだからです。
詳細、申し込みはこちらからどうぞ! → http://kokucheese.com/event/index/242249/
読書普及協会の佐伯理事長は古本屋の傍ら、長年『本の力』と銘打ったブックトークイベントを行ってきました。おすすめの本たちを、様々な角度から楽しみ尽くすそのブックトークは一見のいや聴の価値があります。今回は同じ協会員であるラガーマン宮下さんと共演です。宮下さんは東芝府中に所属し、日本代表に選ばれたこともあるラガーマン。なんどかご一緒させていただきましたが、でかくて分厚くて、まるで『山』ですね(笑)
そんな宮下さんが引退を考えていたときに、たまたまなんとなく入ったお店が佐伯さんの営む古本屋『越後屋』さん。それからお店に通い、本を貪り読み、佐伯さんと語らい、再び闘志をもやし現役続行を決めた話は、読書普及協会の中では語りぐさになっています。宮下さんは現役を引退した今も佐伯さんと語り合い、本を読み続け、後続の指導に生かしているそうです。
そんな二人のリアルなトークが繰り広げられるのが今回の新春開運堂!読書普及協会の標榜する『体育会系読書』とは何かが明らかにされる、その瞬間を目撃してください♪
そして今回はもうお一方は作家の土居伸光氏をお招きして、ほかでは聞けないふか〜いお話しをしていただきます。理解するとか、ためになるとかじゃなくて、心にしみ込んでくるようなお話を聞けるのは、読書普及協会のイベントだからです。
詳細、申し込みはこちらからどうぞ! → http://kokucheese.com/event/index/242249/
2015年1月13日火曜日
人文だぁ〜!
さて、若者の読書離れが囁かれて久しい今日この頃です。国の政策も理系偏重を打ち出していますし、人文系は風前の灯か?
しかし、やはり人文系には人を、社会を豊かにするという大切な役割があります。 哲学なきエンジニアリングに未来はあるでしょうか?伝えるべき何物もないままメディアだけが発展する意味があるでしょうか?
というわけで、人文学を代表して紀伊国屋(笑)が立ち上がりました。題して『この世界に人文学が必要です!』 です。これは紀伊国屋の特設本棚『じぶんや』の第100講目のタイトルです。『じぶんや』とは2004年9月、紀伊國屋書店新宿本店に生まれた棚です。紀伊国屋によれば「じんぶんや」に並ぶ本を選ぶのは、編集者、学者、評論家など、 その月のテーマに精通したプロの本読みたちです。「世に溢れかえる書物の山から厳選した本を、お客様にお薦めできるようなコーナーを作ろう」と考えて立ち 上げました。数多の本を読み込んだ選者たちのおすすめ本は、掛け値なしに「じんぶんや」推薦印つき。というなかなかすごい棚。その棚のシリーズ100棚目ということでしょうか。
ここでは人文系を代表して安藤馨、池内了、内田樹、臼杵陽、円城塔、大沢聡、乙武洋匡、河合利雄、岸政彦、木村草太、小島寛之、柴野京子、島薗進、白井聡、千葉雅也、出口治明、苫野一徳、ドミニク・チェン、野矢茂樹、原武史、福嶋亮大の諸氏がそれぞれ数冊の推薦書を提示しております。
しかも、なんと贅沢なことに1冊ごとに推薦者によるコメントが掲げられています。いやあ、壮観ですね!! あの人がこんな本を! この本はこういう視点が隠されていたのか!! もう、これだけでも興奮してしまいます(笑)
さあ、あとは自分の眼で確かめてください! → http://www.kinokuniya.co.jp/c/20150110090040.html
しかし、やはり人文系には人を、社会を豊かにするという大切な役割があります。 哲学なきエンジニアリングに未来はあるでしょうか?伝えるべき何物もないままメディアだけが発展する意味があるでしょうか?
というわけで、人文学を代表して紀伊国屋(笑)が立ち上がりました。題して『この世界に人文学が必要です!』 です。これは紀伊国屋の特設本棚『じぶんや』の第100講目のタイトルです。『じぶんや』とは2004年9月、紀伊國屋書店新宿本店に生まれた棚です。紀伊国屋によれば「じんぶんや」に並ぶ本を選ぶのは、編集者、学者、評論家など、 その月のテーマに精通したプロの本読みたちです。「世に溢れかえる書物の山から厳選した本を、お客様にお薦めできるようなコーナーを作ろう」と考えて立ち 上げました。数多の本を読み込んだ選者たちのおすすめ本は、掛け値なしに「じんぶんや」推薦印つき。というなかなかすごい棚。その棚のシリーズ100棚目ということでしょうか。
ここでは人文系を代表して安藤馨、池内了、内田樹、臼杵陽、円城塔、大沢聡、乙武洋匡、河合利雄、岸政彦、木村草太、小島寛之、柴野京子、島薗進、白井聡、千葉雅也、出口治明、苫野一徳、ドミニク・チェン、野矢茂樹、原武史、福嶋亮大の諸氏がそれぞれ数冊の推薦書を提示しております。
しかも、なんと贅沢なことに1冊ごとに推薦者によるコメントが掲げられています。いやあ、壮観ですね!! あの人がこんな本を! この本はこういう視点が隠されていたのか!! もう、これだけでも興奮してしまいます(笑)
さあ、あとは自分の眼で確かめてください! → http://www.kinokuniya.co.jp/c/20150110090040.html
2015年1月5日月曜日
お題は?
毎春宮中で執り行われる『歌会始』ですが
平成27年のお題はずばり本でございます!
平成27年のお題はずばり本でございます!
しかもなんと太っ腹なことに(笑)
お題は「本」ですが
「ぼん」,「ぽん」,「もと」等のように読んでもよく,
「本」の文字が詠み込まれていれば差し支えありません。
さらに,本を表す内容であれば,
さらに,本を表す内容であれば,
「本」の文字がない場合でも差し支えありません。
だそうです。歌会始こそは、我々庶民が
唯一参加できる(可能性のある)宮中行事です!
こいつぁ〜春から、縁起がいいわいなぁ♪
※あ、ちなみに平成27年の歌会始の詠進は
(平成26年)9月30日をもって締め切られています(笑)
詳しくはこちらから → http://www.kunaicho.go.jp/event/eishin.html
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