2014年12月31日水曜日

古書目録ワールド

新年早々というより、すでに始まっている、千代田区立図書館のこの特別展示は、正直すごい!だって、古書目録ですぜ(笑)




 一般に古書(販売)目録と言っても、ピンとこない方もいらっしゃると思います。古書店にとって、いまはネット販売がかなりの割合を占めており、ネット販売専門店なんかもあるぐらいです。ネットで検索すれば、たちどころに古本の有無がわかる便利な世の中になりました。

 もちろん、ネットが普及する以前は店頭販売がほとんどでしたが、古書についてはかなり早い段階から『目録販売』を行っていました。なぜなら、書痴(失礼!)は全国規模で『探書』をおこなうので、古書店のほうも全国の書痴にアッピールする必要があったのです。
 また、数が少なくなったとはいえいまだの全国で古書市がひらかれています。その古書市でも目録が作られます。これは古書市の出品目録も兼ねますが、常連さんには事前に目録が配られ、事前に目録買いをする事が可能です。もちろん一点物ゆえ、希望者が複数の場合は抽選になり、そこには様々なドラマが(笑)

 しかし、そんな古書目録は言って見れば通販カタログなので、保管収集している方はそうそうはいません。あたりまえですよね〜(笑)しかしなんと、千代田区立図書館にはそんな古書販売目録のコレクションが!そこから見えてくるのは…

過去の古書販売目録からは、その時点で存在していた古書の概要や値段の変遷などを知ることができ、またその時々の書物の流通の手がかりを得ることができま す。一点一点の稀少性というよりは、コレクションとして集まることにより、出版文化史を研究する上で重要な意味を持ってくる資料です。(千代田区立図書館HPより)

 素晴らしいじゃありませんか!今回はそんな古書目録の展示のみならずなんと!古書のエキスパートがその魅力を語ってくれるそうです。南陀楼綾繁さん、岡崎武志さんって、いわゆる古本修羅って呼ばれる人たちですね。さあ、あなたも修羅の仲間入りはいかがでしょうか?(笑)



詳しくはこちらからどうそ → http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20141121-15010/

しかし千代田区立図書館は、なにげにそれ以外もかなり面白そうなとこですね♪

2014年12月29日月曜日

てぶくろ!

さて、あんよさんからこれも冬らしい絵本のレビューが届きました。作者のラチョフはロシアの人。ロシアの冬はそれはそれは寒そうですが、ロシアの冬の物語はだからこそ、暖かい話が多いのでしょうか?



てぶくろ
作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店

 雪の降る森の中、こいぬと歩いていたおじいさんが手袋を片方落としてしまいました。おじいさんは 落としたことに気がつかずに そのまま歩いて行ってしまいました。しんしんと雪は 降り続いています。




しばらくして、ねずみが やってきました。てぶくろは 温かそうなので ねずみは そこで暮らすことにします。

あ~ ねずみさん いいおうち見つけたよね。

ところが それだけではないのです・・・・

 


 とても不思議なお話です。大人が読むと ???なことも あります。でも このようなお話を 楽しめる子供たちの感性は 素晴らしいと思います。
 私が 小学校の2年生の頃 不思議なお話が 国語の教科書に載っていました。感想を言うことになり 「とても不思議なお話だと思いました。私もこういう〇〇が 欲しいです」というようなことを 言いました。

  先生から「本だから 不思議なのは当たり前。あなたが欲しいという〇〇は 実際にはありません。こんなのは、感想ではないから ダメです」と言われました。  


 不思議を そのまま受け入れる・・・ そんなこころは いくつになっても大事にして欲しいなと思って 子供たちに 読み聞かせをしていきました。 大きなお子さんが いらっしゃるなら お子さんに読んでもらってください。絵の隅々まで味わっていただきたい 1冊です。 


 手袋の片方を落とした経験はみなさんけっこうあると思いますが、その手袋がこんなふうだったら楽しいなぁ♪しかし、世の中にはこの『片方だけ落ちている手袋』ばっかり集めている不思議な人がいます。題して『片手袋大全』そこにはどんなファンタジーがつまっているのでしょうか?そんな不思議な世界の扉はこちら → http://katatebukuro.com/index.html

2014年12月25日木曜日

工藤淳

工藤淳氏といって、すぐにピンと来るひとは相当なもんだ(笑)
クドウジュンといえばわかるかな?
クドウジュン→ク堂ジュン→ジュンク堂(笑)
ジュンク堂創業者の工藤恭孝氏は淳氏の息子である。 

wikiによればジュンク堂は、ジュンク堂書店の戦略は「充実した品揃え」とされ、どの分野の書籍も満遍なく置かれているのが特徴で、大型書店の基準といわれる500坪を超える1,000坪以上の売場面積の店舗が多く、多少不便でも来店する目的意識の強い顧客にターゲットを絞っており、平台よりも縦に並べた書架の多い図書館風のレイアウトも特徴で、同社の戦略は他の書店に影響を与えたと言われているそうだ。

 →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AF%E5%A0%82%E6%9B%B8%E5%BA%97

さて、そんなジュンク堂は、飛ぶ鳥も落とす勢いだと思っていた。しか〜し!!ジュンク堂が無くなりました。丸善書店を存続会社とする吸収合併方式で、ジュンク堂書店は解散する。合併後、社名は「丸善ジュンク堂書店」に変更するとあるけど、どちらも丸善CHIホールディングスの100%子会社だったのね〜。しかも大日本印刷傘下!

 2014年1月期の通期業績は、丸善書店が売上高213億9400万円、営業利益3億7200万円、純利益2億6900万円。ジュンク堂書店が売上高503億1000万円、営業損益が9500万円の赤字、純損益が1億6300万円の赤字だった。  ということで、ジュンク堂は丸善の倍以上の売り上げがあったのに、純利益でここまで差がついていたとは…本の小売りって、難しい。

ネタもとはこちら→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141224-00000076-zdn_n-sci







 

2014年12月23日火曜日

鉄塔文庫

 過日、東北の一箱古本店主が仙台にあつまり、忘年会を執り行いました。幹事の icco文庫さん、御骨折りありがとうございました。

 一次会はイタリアンな感じで、まったりと飲み放題(笑)話題の90%が古本の話だった事は言うまでもありません。始めて参加した時の事、古本への想い、お客さんとの事、最近読んだ本などなど、話題はつきません。基本、みんな人の話を聞かないで自分の古本愛を 語ってました(笑)

 さて、インターバルをはさんで、二次会はかねてから気になっていた鉄塔文庫さんへ!古本+立ち飲み=あこがれですかね!





 戦後の闇市の香り漂ういろは横町。その片隅に(隅じゃないけど w)たたずむ鉄塔文庫。中は二つの本棚に挟まれたカウンター、立ち飲み机が二つ。10人も入ればぎゅうぎゅうになってしまうようなスペースです。






 もちろん、 一杯目のお酒を注文するのもわすれて、まずは本棚チェック。お酒の注文より先に古本の注文をするものも(笑)もう、夢の国のようです♪しかも、BGMはなんと!浅川マキ!! 本棚にはさりげなくこの本が置かれていました。



 お酒を飲みながらも、それぞれに何度も何度も本棚チェックで、一次会とは打って変わって無口な私たち。まさに『うるさい客には蟹を食わせろ』ならぬ、うるさい客には本棚を見せろな晩でした。

2014年12月20日土曜日

コーヒーを一杯

 本のお供といえば、ビール? コーヒー? それともお菓子??てのは前にやりました。今回はコーヒーのお話。読書をする雰囲気で、「コーヒーの香りに包まれて」というのは、決して悪くないと思います。できれば、コーヒーはインスタントじゃなくて、きちんと淹れたいですね。でも、サイフォンを準備するのも大変だし、水出しは時間がかかるし…ケメックスやエヴァ・ソロは高いし… なんか、いいのはありませんかね? 

ありますぜ、だんな! ドリップコーヒーの要 であるペーパーフィルター。これにこだわってみるというのはどうでしょう??

 さて、「和紙」が世界無形遺産に登録され、その和紙は文化財の修復なんかにも活用されている話を以前しましたが、和紙とくに楮(こうぞ)や三椏(みつまた)を使った和紙は、繊維が長く、しなやかで強靭。そんな和紙のペーパーフィルター、ありそうでなかったみたいですね。そんな和紙のペーパーフィルター、calo bookshop & Cafeさんで取り扱い始めました!






 それだけで美しいですね〜!!世界遺産に登録されたのは細川紙、本美濃紙、石州半紙ですが、このフォルターに使われている土佐和紙もその歴史と品質においては、一歩もひけはとりません。リフィル用だと一枚約40円ですから、喫茶店はおろか、コンビニの100円コーヒーの半額です。このこだわりを高いと見るか安いと見るかは、あなた次第!


気になる方は、こちらからどうぞ〜 → http://calobookshop.shop-pro.jp/?pid=84837024

2014年12月18日木曜日

ゆきはしろい しろいはこねこ

 爆弾低気圧のおかげで、日本全土で12月のとはおもえないような雪が降りました。冬はやっぱり雪がないと!とも思いますが、あんまり降られても、ねえ。
 そんなきょうは読書普及協会きっての絵本好きなあんよさんが、雪の日にぴったりの絵本を選んでくれました。ぜひぜひ、読んで見てくださいね!


















初冬というのに 冬将軍 到来ですね。 皆さまのお住まいのところでは
雪は いかがでしょうか。
今日の1冊はゆきのねこ 大人向きの絵本です。

作: ダイヤル・コー・カルサ
絵: ダイヤル・コー・カルサ
訳: あきの しょういちろう
出版社: 童話館出版



あたり一面雪で真っ白・・・・そんななかで

たったひとりでくらしたことがありますか?
雪世界の描写が とても綺麗で
最初の1ページを読んで
目を閉じると
まるで 雪の世界にいるように感じる1冊です。

そんななかで 一人暮らしをしている少女の願いは

おおきな猫が欲しい ということでした。
神様は 少女の願いを 聞いてくださり

大きなゆきのねこが 少女の元にやってきます。

春になって ねこがいなくなるのでは ないのです・・・

出会いと別れ、いのち・・・・

窓に外の雪景色を 感じながら 温かい部屋で この絵本を 開いてみませんか。 




出版社のページはこちら → http://www.douwakan.co.jp/group/books/145.html

2014年12月15日月曜日

金字塔!

もうね、年末に飛び込んだビッグニュース!なんと東洋文庫とともに平凡社の偉業とも金字塔ともたたえられる、荒俣宏『世界大博物図鑑』がついに装いも新たに再刊されます!!
 → http://www.heibonsha.co.jp/book/b158979.html (オリジナル版)
 このシリーズに匹敵するのは、プリニウスの博物誌ぐらいじゃないか?


しかもその復刊自体が、平凡社100周年を記念してだというから素晴らしいじゃないですか!平凡社、えらい! 


 












 




松岡正剛先生もそれにしても『世界大博物図鑑』の刊行は、日本1980年代最大の事件のひとつに数えられる快挙だったと大絶賛のこのシリーズ!

 セイゴオ先生は1970年代の終わりから80年代にかけて、多感な時期に青春を送ったボクらの神様なのだ。そのセイゴオ先生が

それで荒俣宏が何をしたかといえば、まさに現在の科学から置き去りにされた“死んだ項目”をついに復興させたのだ。また、記述のなかで人間の歴史文化的想像力の痕跡の復活に挑んだのである。

いったい、そんなことを知ってどうなるかと思うバカモノたちがいるだろうとおもうので、一発、ビンタをくらわせておく。それなら、では聞くが、いったい「知る」とは何を知ることなのか。それを答えなさい。

と、手放しの誉めよう である。→ http://1000ya.isis.ne.jp/0982.html
 
もうね、古今東西を問わず、実在しているかどうかなんて蹴散らして、虚と実のあわいに怪しく輝くのであ〜る。しかしただひとつ残念なのは、価格という現実がボクらが夢見ることを邪魔するのであった!しかも、復刊したヤツはオリジナル版より値上がりしとる…
→ http://www.heibonsha.co.jp/book/b185104.html