(写真は公式HPより)
松谷さんといえば、民話を材とした児童文学で有名ですが、公式HPによれば「民話」にひそむ民衆の思いに関心を寄せていたそうで、そういわれればそのまなざしは常に小さきもの、弱きものに注がれていたような気がします。
子どもたちの絶大な支持を受けていた怪談レストランシリーズも彼女の手になるものでした。 彼女は怪談に『現代の民話』を仮託していたのでしょう。もしかすると、そこに中央から発信される単一的な文化に対抗しうる、重層的複合的な文化の最後の輝きを見ていたのとおもうのは、うがちすぎでしょうか。
慎んでご冥福をお祈り申し上げます。
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