さて、あんよさんから冬にぴったりな絵本のたよりが届きました。今回はレオ=レオニ、青や緑や灰色のなかの華やかな差し色がとってもあたたかで、とても優しい作品を生み出す作家さんでです。遠古堂のささやかな一箱古本屋でも人気の作家さんで、もちろん遠古堂も大好き!
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社
寒い冬に備えて、野ねずみたちは くる日もくる日も せっせと食料を集めています。
でも、フレデリックは 食料集めに参加しません。寒くて暗い冬の日のために「おひさまのひかり」、灰色の冬のために「いろ」、長い冬の間に話が尽きないように「ことば」を集めていると言うフレデリック。
やがて 冬がやってきます。毎日大事に食べていても 食料が 尽きてしまいます。
でも、フレデリックが集めていた「おひさまのひかり」「いろ」「ことば」は 尽きることがありません。
そうやって素敵な時間が過ぎていきます。
芸術って こういうことなんだ・・・・絵本を通して感じました。食べるものは、身体を満たす。芸術は、心を満たす
この絵本を読みながら 春の訪れを まってみませんか。
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