一般に古書(販売)目録と言っても、ピンとこない方もいらっしゃると思います。古書店にとって、いまはネット販売がかなりの割合を占めており、ネット販売専門店なんかもあるぐらいです。ネットで検索すれば、たちどころに古本の有無がわかる便利な世の中になりました。
もちろん、ネットが普及する以前は店頭販売がほとんどでしたが、古書についてはかなり早い段階から『目録販売』を行っていました。なぜなら、書痴(失礼!)は全国規模で『探書』をおこなうので、古書店のほうも全国の書痴にアッピールする必要があったのです。
また、数が少なくなったとはいえいまだの全国で古書市がひらかれています。その古書市でも目録が作られます。これは古書市の出品目録も兼ねますが、常連さんには事前に目録が配られ、事前に目録買いをする事が可能です。もちろん一点物ゆえ、希望者が複数の場合は抽選になり、そこには様々なドラマが(笑)
しかし、そんな古書目録は言って見れば通販カタログなので、保管収集している方はそうそうはいません。あたりまえですよね〜(笑)しかしなんと、千代田区立図書館にはそんな古書販売目録のコレクションが!そこから見えてくるのは…
過去の古書販売目録からは、その時点で存在していた古書の概要や値段の変遷などを知ることができ、またその時々の書物の流通の手がかりを得ることができま す。一点一点の稀少性というよりは、コレクションとして集まることにより、出版文化史を研究する上で重要な意味を持ってくる資料です。(千代田区立図書館HPより)
素晴らしいじゃありませんか!今回はそんな古書目録の展示のみならずなんと!古書のエキスパートがその魅力を語ってくれるそうです。南陀楼綾繁さん、岡崎武志さんって、いわゆる古本修羅って呼ばれる人たちですね。さあ、あなたも修羅の仲間入りはいかがでしょうか?(笑)
詳しくはこちらからどうそ → http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20141121-15010/
しかし千代田区立図書館は、なにげにそれ以外もかなり面白そうなとこですね♪
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