本が好きな人のほとんどは、本を読むのが好きなんだと思います。『読めりゃいい』という人も少なくないと思いますが、そういう人だって『なんじゃこりゃ?』という表紙よりは、できれば素敵な装丁のほうがいいですよね。
今回、岩波書店から夏目漱石の『こころ』刊行100周年を記念して、特装版が発売になります。あ、岩波版は『こころ』じゃなくて『心』なんですね〜♪
この装丁を担当したのが祖父江慎さんです。もう、装丁の第一人者ですね!このかた、グラフィックデザイナーのみならず、夏目漱石にものすごく造詣が深い方だと言うことを、今回始めて知りました。単純に『凝った』装丁ではなく、そのひとつひとつが書籍にかんする深い知識と漱石に対する愛に裏付けられているようです。
また、内容についてもそこで! いっそ,間違いを正そうと判断することはやめ,今回の『心』は,「無編集・無校閲」で進めてみるという方針を提案させていただきました.本当の間違いかもしれないところも,狙いの間違いかもしれないところも手を加えないで,原稿のままでいっちゃいます.だそうで、岩波さんはこのことを『ちょっとした事件』と言っています。
復刻初版本と較べてみるのも楽しいかもしれませんね(笑)
そんな祖父江慎さんが12月11日(木)にリブロ池袋で トークイベントに出演します。興味のある方はぜひぜひ!→http://www.libro.jp/blog/ikebukuro/event/1211.php
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